マコトが、若いころに「キミっていつもアセってるよね」って言われたのを気にしてた。これはボクもちょっとわかる気がする。
あっちに美味しそうなイカがいそうだ、と思うとぴゅーん、とそっちに行き、
今度はこっちにオキアミがたくさんいるぞ、となったらイカそっちのけでUターン。
で、あっちに行き、こっちに行きしている間に肝心のイカにもオキアミにも逃げられてしまう。
アセ、アセ…(あれっ? ペンギンは汗かいたっけ?)
こういうのにはエレノアは厳しくて、
「動いているものを追いかけてませんか〜 ©Maiko*」
ってビシっと言われちゃう。
両方とも視野に入れるのはOK。でも、片方ずつ動きを読んで、相手が止まった瞬間にパクッ。
こうすれば右往左往しなくても、両方食べられるんだよね。
マコトは何を追いかけているのかもわかってなかったかもしれないな。
わかってたら、きっとここでこんなボクの物語りを代筆していないと思うから、それはそれで良かったんだね、きっと。マコトもきっと「アセってるよね」って言った友達に感謝してると思うよ。ボクからもありがとう。
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