MeBuilding

“MeBuilding” の “Me” は文字通り「自分」ですが、”Motivation & Energyzer” の頭文字、”Management & Environment” の頭文字と考えていただいても構いません。

「やる気」、「内発的動機付け」を自分の内側に作るためには外にある基準や物差しに頼ることはできません。
まず「自分」をココロとカラダに分けて考えてみましょう。

自分、つまりワタシというものを注意深く観察すると、少し高いところから「何をすべきか」「自分自身をどう動かすべきか」を考えている「ココロ」があるようにひとまず感じられるでしょう。そしてココロを働かせる対象としての自分の肉体、感情、生理的な状態、言語表象(ことば使いや物事に与えたラベル)といった自分があります。この対象の方をひとまず「カラダ」と呼ぶことにします。

ボディービルディング、”BodyBuilding” は体を理想的な形にするために厳しいトレーニングで鍛えること。
これに対して “MeBuilding” は自分自身をより良く自由に動かすためにココロとカラダ、そして全てのモノゴトを上手に活かす工夫をし、それを実践することです。

  • 「カラダ」を客観的に対象として見る
    狭い意味の肉体としての身体、自律神経の活性度やホルモン物質のバランスといった生理的な状態、喜怒哀楽の感情、注意の働かせ方、人や物・でき事やエピソードとそれらをあらわす言葉との関連付けである言語表象の全てを自由にコントロールできる対象として見ます。
  • 「今」に集中する
    自分が外の世界に働きかけて、動かすことができるのは「今」しかありません。
  • モノではなく働かせ方に集中する
    モノはいくらたくさんあっても倉庫の不良在庫では役に立ちません。働かせてはじめて価値があります。
  • 夢を実現するイメージを中に持つ
    絵に描いたイメージは最初のうちに助けになっても、止まったまま動きません。ココロもカラダもダイナミックに変化するもの。中に作った、自在に変化するイメージを働かせます。夢が実現する時、自分はさらにその先にいます。
  • 中に基準を持ち、中にある物で組み立てる
    内発的動機付けの考え方では、外の基準に照らした成功や失敗は成果の目に見えるごく一部に過ぎません。まったくの失敗であってもそこから何か得るものが見出せれば動機付けの大切な要素となるはずです。今の行動に使えるものはすでに中にある物だけです。外に探さないことが大切です。
  • 多様な視点を持つ
    ある物事が「こう」だという見方があったら、その正反対はどのような立場や見方になるかを意識します。そしてその間にある無数の視点や、さらに軸が異なる方向まで意識を広げることを常に試みます。
  • メタに上がる
    ある物事のさらに先には何があるか、それは何のためなのか、いくつかの物事の共通点は何なのかといった俯瞰的な視点を意識し、より抽象度が高い「メタ」な立場から物事を見るように試みます。
  • 動いているものを追わない
    達成できているのかいないのかハッキリしないもの、追いついたと思ったら逃げて行ってしまうもの、そもそもなんだかわからないものを追いかけず、止まって見えている対象を全力でつかまえます。
  • 対象の動きを見極め、取り組みの味方にする
    たとえ形の上では自分の取り組みを妨害しているように見える対象であっても、その動き方にある型を見極め、むしろ取り組みを助ける者として働かせます。
  • 取り組みに関わる様々な物事からわくわくを感じ取る
    わくわくを自分のカラダの状態変化、相手の反応、取り組みの成果、自分のカラダや相手の動き方への気づきから自在に見つけます。
  • メソッド
    MeBuilding・ディープコーチングは、あらかじめ決められた取り組みのステップ、決まりごととしての「メソッド」というアプローチはとらない立場です。経験、スキル、背景は人それぞれだからです。かわりに私自身の取り組みの例を メソッド として挙げますので参考としてご覧ください。
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