夢を見ている人

投稿者: | 2016年9月5日

夢を見る、
夢を持つ

将来の夢は何?
夢を語る

夢をかなえる…

ヒトは夜寝ている時に夢を見る、らしい。
いつか実現するといいな、という意味での夢を持つことも少なくないみたい。

でも「夢を語る」となると、ぐっと少なくなって、「夢をかなえる」ことができたら、それはもうラッキー。
…というのがヒトが考えていることなんだって。

ボクたちには残念なことに、この「夢」というのがどういうものか、よくわからない。
「今日はあっちに行ってイカを探そう」という組み立ては考えるけど、それはニンゲンの「夢」とは違うと思う。なぜって、その組み立ての通りにカラダを動かせば、実際その通りになることは少なくないから。

人間の夢というのは、追いかけるとどんどん遠くに逃げて行ってしまうものらしい。
だから、なかなか叶わない。

ボクのお話に登場するニンゲンはみんな「残念な人」みたいな感じだけど、「夢を持つ」のは素敵なことだと思うよ。ただ、それが滅多に実現しない、とみんな思っているのはとっても残念。

ニンゲンの夢って追いかけると逃げていく「逃げ水」みたい。
夢をピンで留めちゃえば動かなくなるのに。

ピンで留めたら、心の中でよく見て、イメージをしっかり描けばきっと夢は逃げていかなくなる。そして、そこに向かって進んで行く自分を想像して、途中でどんなことが起きるか物語を組み立てる。

エレノワが言っていた。
「心に描ける、脳内で可視化できる事柄に、不可能はない ©Maiko*」
「イメージできたら、そこに向かって一生懸命努力して、到達できたらすでにその先にいる」

夢って山の頂上みたいに、下から見上げている時にはそこしか見えないけれど、実際にそこに立ったら360°見晴らしが開けるんだよね、きっと。だから、その先も見えるようになるんだね。

この言葉で、ボクはエレノワに家庭教師になってもらうことに決めたんだ。ただモノじゃない、って思ったからね。ボクは人を、いやペンギンを見る目があったな。もっとも、エレノワはペンギンじゃなくて実はフクロウだったんだけど、それをその時は気づかなかった。ちょっとすごいアスリートペンギンくらいに思ってた。「高いところから見る」っていつも言ってるのは本当にに飛べるペンギンだからだったんだね。

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