フリーズしてる人

投稿者: | 2016年9月5日

ジブンがどうすれば動くか、ちゃんとわかっている。
そのためのワザも身につけた。
やればできる。
でも、動かない人がいる。

動かせない、じゃなくて動かない。
本人は動くつもりがあるのに、動けない。
お腹が減っていてちからが出ないとか、気持ちが足りないというのではないのに動けない。

ボクたちも氷の上で時々そんなふうになることがある。
目の前には深い氷の割れ目があって、幅は飛び越せるかどうかぎりぎり。
もうお腹がペコペコだから、今日はやめとこう、というわけにもいかない。
そんな時にどうする?

ここでフリーズしていたら、文字どおり冷凍ペンギンになっちゃうから、どうにかして動かないといけないよね。
そんな時に、
「する、しない」
「あれか、これか」
と狭く決め込んで悩むのは得策じゃない。

回り道はできないか、誰かほかのペンギンが飛び越すのを待ってOKだったら真似してもいい。
「あれ」か「これ」だけじゃなくて、「それ」や「だれ」も考えに入れてみる。
小高い見晴らしポイントまで少し引き返して周りを見回すのもいいね。
運が良ければ別の道や、そもそも思っていたのとは違う方向にクジラの潮吹きや水鳥の群れを見つけて、オキアミの群れの居場所を教えてくれるかもしれない。

フリーズしたと思ったら、なにごとも決めつけないこと。
これがいちばん。

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