好奇心が弱い人

投稿者: | 2016年9月10日

「好奇心が強い人」のことも話したけれど、「好奇心が弱い人」の方がずっとずっと問題。どうやって、「わくわく」のモトを作るんだろう?

これが重症になると、「ナニにも興味を持てない」っていうことになるね。もっとも、そういう人はボクの物語を読みにわざわざここには来ないと思うけど。

ペンギンでもニンゲンでも、子供の頃はみんな好奇心が強かったはず。何を見ても目新しいから「それ何?」「どうして?」っていつもオトナに聞いてるよね。いつの間にか忘れちゃうのかもしれない。で、忘れなかったヒトが「好奇心が強い人」っていうわけ。

子供の頃のことを思い出してごらん。何して遊んだ? 「ごはんができましたよ」ってお母さんに呼ばれても気が付かなかったのは何をしてたから?
それを忘れちゃったから「弱い」のか。

じゃあ、子供をよく見てごらん。子供は何でも遊びにしちゃう。ルールも自分で考えるのが上手。このあいだ、マコトと、マコトの友達が、友達の小さな女の子と一緒にお昼ご飯を食べたんだけど、ボクも連れて行ってくれたんだ。そしたら、その女の子がパンに付けるバターを指でぐるぐるし始めて、それが面白くてぐるぐるぐるぐる止まらなくなっちゃった。もう、ニッコニコご機嫌。もちろん、後でお母さんに「お行儀が悪いですよ!」って叱られてしょんぼりしてたけど。でも、わかるよ、その気持ち。ぬるぬるする手触りが新鮮で「もっともっと」ってなったんだよね。

まぁ、「オトナの決まり」はだんだん覚えないといけないけれど、「何だろう?」「どうして?」は忘れないで欲しいな。

お食事の後で、みんなでおもちゃ屋さんにいったら、またまた大はしゃぎ。

小さな木の板を人や動物の形に切り抜いてきれいな色を塗ったおもちゃの見本がバスケットにいっぱい入ってた。で、お客さんに売るために同じのが袋に入って、細かく区分けされた引き出しに入ってる。こちらはひとつの引き出しに1種類。ルールは想像つくよね。サンプルを見て、それと同じのが入っている引き出しを探す、引き出しを開けて中に入っているのと同じのをサンプルから見つける。前に当てた引き出しの場所をだんだん覚えて、すぐに見つけられるようになるとテンション上がるよね。

オトナがやっても難しそうな、お箸練習のための「豆つまみ」のおもちゃを見つけて、お椀の中のお豆を一つずつお箸でつまんで、一つずつきれいに並べている。「こうしなさい」って教えていないのに。ちゃんと全部並ぶまで根気づよく。

子供は本当に遊びの天才。
みんなもっと、もっと子供に見習おうよ。

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