「この人のようになりたい!」という人になりきって、口癖をまねてみましょう。素の自分との切り替えには手にはめて動かす人形「ハンドパペット」が大活躍します。
手にはめて遊ぶぬいぐるみ人形です。人差し指を頭に、親指ともう一本の指を手にはめるものもありますが、写真のものはトイザらスさんオリジナルで身長50センチとかなり大型のカエルさんです。手を入れない状態では口を大きく開いていて、口の上下に指を入れて口を閉じる方向に動かしてしゃべらせます。手の指の構造からどうしてもやや左右アンバランスに閉じる感じになるので、ちょっと皮肉っぽい表情になるのはご愛嬌。
さて、どうしてハンドパペットのカエル君が「やる気」アイテムか、というのは少々説明が必要でしょう。ある人の行動を見習いたい時などに、その人の行動パターンを模倣することを「モデリング」といい、コーチングなどに応用されます。その時、身振り手振りから口癖までマネするというのも
一つの方法ですが、なかなか慣れないと簡単ではありません。そこで、「口癖」など、その人の特徴のうちのごく一部に注目して、それをカエル君に真似させてしまおうというわけです。
モデリングでは「着ぐるみを着るように」その人になり切りましょう、というアプローチをしますが、そこまで入り込むことなしに半分だけ客観的に外側から見られるのが特徴です。真似したい人の声色をリアルに思い浮かべることができるようなら心の中でその人の声を聞きながらカエル君の口を動かしたり、実際に声に出して口癖を真似たりします。
「着ぐるみ」方式のモデリングでは一挙手一頭足までできるだけ本物のように真似ることを目指しますが、マペットではちょっとした「口癖」をしゃべらせてみると不思議なことにその人が感じていることや言葉の背景まで想像できたりします。
モデリング以外にも例えば、「徹底的なアマノジャク係り」になってもらい普通モードの自分とアマノジャクモードのカエル君との対話を楽しむ、というふうに色々と遊び方を工夫してみると面白いでしょう。
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