みんなは夏休みの宿題をいつごろ完成させてた?
マコトはいっつも8月31日、夏休み最後の日だったらしいよ。
自由研究も、観察日記も。
へたをすると、9月1日の始業式をお腹痛くなったことにしてお休みして、急いで最後のお絵描きなんかしてたかも、って言ってた。
きっと良い子のみんなは「夏休み始まったらすぐに」とか、「7月中には」だよね。
ボクはマコトと同じで始めるのは苦手だからもしペンギンに夏休みの宿題があったら、きっと最後の日だったろうな。
ところで、宿題っていうやつはどこから手をつけていいかわからない、とか難しくて手も足も出ないというわけじゃないよね。やればできることはわかっている。だけど、始められない。そういうタイプの「始められない」だね。
マコトがある時、世の中に「すぐやる○○」っていう感じの本がどのくらいあるか調べたんだって。
どのくらいだと思う?
70種類くらいあるしいよ。
すごいね、これって。
もし、本当にすべての人がある本を読んですぐできるようになったら、そこから先は新しい本がいらなくなるから、こんなに増えることはないはずだよね。
要は、それだけ「すぐやる」は難しいっていうこと。
実際に読んでみたら、「とにかくやる」「つべこべいわずにすぐやる」「何が何でもすぐやる」みたいな感じで、どうも工夫というものがあまり見えないらしい。たしかにこれじゃ、何冊読んでもできるようにならないよね。
そんなわけで、マコトも「すぐできない」歴、50年くらいだそうな。
そんなマコトがあるきっかけから思いついたのが「始める係」を決めちゃうっていうこと。
ある本を読んでいたら「いろいろな仕事のために、それぞれ専用の係をおくのは無駄だ」みたいなことが書いてあったんだって。「いろんな仕事で共通に使える係がいればいい」とも。人工知能という分野のとても偉い学者さんが書いた本らしいよ。
で、思いついたのが「始めるんだったら、何でも構わない」っていうこと。
それまでにやっていたことをやめてから、肝心のことを始めなければいけない時もあるよね。それもあわせて、「何かを始めたい時には、まず最初にある決まったコトをする」。
決まったことは何でもいいので、
「右手でこぶしをつくって腕をぐるぐる回す」でもいいし、
「びよんびよんと10回飛び跳ねる」でも。
「すぐできない」でお悩みの方はダメモトでどうぞお試しあれ。
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